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時間旅行 〜ako's diary〜

✨LA在住ヒプノセラピストのブログ✨

Inner Child Healing

Categoryヒプノセラピー
母の日に思い出したことがありました。

たしか3年前の母の日のこと、
他州から男性のクライアントさんがいらっしゃいました。

彼は帰国を間近に控えた40代前半の駐在員。
一流大学を出て、キャリアに関しては順風満帆な人生、しかし人間関係の構築が上手くできず、いま離婚の危機を迎えているとのこと。
奥様から「あなたには感情がない」と言われ、ご自身も自分が何を感じているのかわからないのだと仰いました。
家庭でも職場でも相手の期待に沿うようにと、完璧な自分を装い続けて来たそうです。

お母様に支配されてきた子供時代、母親の機嫌を損ねないことが心の判断軸でした。
ずっと優等生を演じてきました。
その為に封じ込めた本当の自分とはどんな人間なのか…
それを取り戻したいのだと仰いました。
彼をコントロールしてきた両親とは結婚後1度も会っていないそうです。

果たしてヒプノセラピーで彼が見たものは何だったのでしょう?

子供の頃の両親の笑顔です。
彼をただ嬉しそうに見つめているお母様。
「元気でいてくれればいい」そう言うお父様。
ご両親の愛を深く感じる瞬間でした。
彼のインナーチャイルドが癒された瞬間でもありました。

両親はそのままの自分を愛してくれていた。
もう取り繕う必要はない。素直な自分でいい。
彼は溢れる感情のまま沢山の涙を流しました。

「なんで涙が出てきたのか、わからない…」
目覚めた後で仰いました。
しかし涙に意味づけする必要などないのです。
その感情を分析して、これは「悲しみである」とか「喜びである」とか解釈する必要などないのです。

彼は自分の中に豊かな感情があることに気が付きました。
相手の感情に共感できなかったのは、自分の感情すら感じることを避けていたから。
弱い自分、完璧でない自分、泣く自分、それらをすべて妻にさらけ出していい。

「もう取り繕わず正直な自分の気持ちを話してみます」
彼はセラピー後そう話してくれました。

母の日にセッションを受けたのも偶然ではないはず。
感情の発見が、彼にとって新たなドアを開いたことと信じています。

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